2002.09：フリーセントアレンジ

9月のレッスンで創った
フリーセントアレンジです。
ヨーロピアンスタイルの
正統派アレンジです。

フリーセントアレンジとは、
筒のように一定の幅の中で
流れ落ちるようなラインを作る
アレンジです。

花器にシサル麻をネット状に入れて
グルーガンで接着します。
円錐状に削ったサハラを
シサル麻のネットにグルーで接着し
浮かないように押さえつけておきます。

サハラはシサル麻でごく薄く覆い
#26ワイヤーのUピンで止めました。

下向きにアレンジしたローズは、
#24ワイヤーでクロスメソッド処理をし
長さが足りない場合は、
#24ワイヤーを付け足して
ステムを作りました。

下向きに垂れ下がるので
サハラに挿す部分は、
しっかり固定できるよう
ワイヤーを三股or二股に分けて挿します。

アーティスティックな雰囲気を出すために
ベアグラスの輪を
ローズに沿うように配置しました。

今回のメインは
このSサイズとは思えないローズです。

これは、Sサイズのローズをばらして
作り直しました。
本などでは見たことがありましたが
実際に作り直したのは初めて！

萼を取り除いて、
外周の3〜4周の花びらを
いったん外します。

残った花の中心部分を
グルーをたっぷりつけて補強し、
その外周に外した花びらを
1枚1枚、重ならないようにグルーで接着。

その際に
花びらの根元をぐっと押さえつけると
花びらが自然と開いた状態になります。

まさに職人さんになった気分。

一度ローズを作り直してしまうと
実際のMサイズローズより
華やかなローズができあがるので
病みつきになります(笑)。

破れかけた花びらも
かえって自然に見えるから不思議です。

違う色の花びらを組み合わせて
作り直してもおもしろいかも・・・。